「セCSファーストS・第2戦、DeNA6-4阪神」(6日、横浜スタジアム)

 負けたらCS敗退が決まる土壇場で大仕事をやってのけた。4-4の九回、1死一塁の場面。代打で登場したDeNA・乙坂が、岩崎の139キロ直球を右翼席へ運んだ。プレーオフ&CSのサヨナラ本塁打は2004年の西武・和田、09年の日本ハム・スレッジに次いで10年ぶり3本目。セ・リーグCSでは初の快挙となった。

 緊迫した場面でも頭は冷静だった。初球に「守備体系を見てやりました」とバントの構えで揺さぶりを掛けた。続く2球目を完璧に捉え、本人は「あれだけの成績を残しているピッチャー。優位という気持ちはなかった」と言うが、ラミレス監督は「あれ(揺さぶり)が一番大きかった」と称賛した。

 代打・佐野という選択肢もあった中、「2年前、雨の甲子園での3ラン。そのフラッシュバックに襲われた」と指揮官。17年、阪神とのCSファーストSで見せた活躍が頭の中でよみがえった。これで1勝1敗。3戦目に全てをぶつけ、ファイナルSの切符をつかむ。