「セCSファーストS・第2戦、DeNA6-4阪神」(6日、横浜スタジアム)

 DeNAがサヨナラ勝ち。1勝1敗のタイに持ち込み、逆王手をかけた。

 4-4の九回、1死一塁。試合を決めたのは代打・乙坂のひと振りだった。打った瞬間、本塁打を確信して両手を突き上げたラミレス監督。ベンチには佐野もいたが、乙坂を起用した理由について「2年前、(CSファーストステージの)雨の甲子園で泥だらけでした試合。あの時に、3ランを打った。そのフラッシュバックに襲われて、乙坂を使いました」と説明した。

 乙坂は17年のCSファーストS、敵地で勝利を引き寄せる一発を放っていた。勝負強さ、相性を買ったそうで「120%勘、フィーリングですね」とうなずいた。

 「与えられたところで自分の力が発揮できるように待っていました」と乙坂。初球にバントの構えで相手を揺さぶり、2球目に甘く入った直球を右翼席へ運んだ。「サヨナラホームランは初めてだったので、実感はわかなかったですが、勝てて良かったです」。重苦しい空気を払う、値千金の一発だった。