「フィギュアスケート・近畿選手権」(6日、滋賀県立アイスアリーナ)

 全日本選手権(12月18日開幕、東京)の予選を兼ねて、男女フリーなどが行われた。女子はショートプログラム(SP)首位の細田采花(24)=関大=が106・18点、合計163・75点で2014年以来5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 昨季の全日本選手権で3本のトリプルアクセル(3回転半)を決めたジャンプのスペシャリスト。今大会でもSPで3回転半を1本成功し、フリーで2本入れる可能性もあったが、この日は1本に専念。その冒頭のジャンプで転倒した。しかし、3回転サルコー、3回転ループで4点以上の高い加点を引き出し、堂々の完全優勝だ。

 「SP1位でフリーに臨むのは初めての経験だったので、いつもより緊張した」と演技後は苦笑い。西日本選手権(11月1日開幕、滋賀)では「緊張に負けないように、アクセルを3本決めたい」と力強く語った。

 24歳で迎えた今季、日本スケート連盟の強化選手に入った。「若い子の中で一人おばさん」と冗談めかして言うが、積み上げてきたキャリアが演技の安定感を支えている。「試合ごとに自分の試合内容の目標を達成できるようにしたい。若い子には負けられない思いがある」。躍進はまだまだ続く。