◆プロボクシング ▽IBF世界ミドル級王座決定戦12回戦 〇同級3位ゲンナジー・ゴロフキン(判定3―0)同級1位セルゲイ・デレビヤンチェンコ●(5日、米ニューヨーク マジソン・スクエア・ガーデン)

 元ミドル級世界3団体統一王者で、IBF同級3位のゲンナジー・ゴロフキン(37)=カザフスタン=が同級1位セルゲイ・デレビヤンチェンコ(33)=ウクライナ=を3―0の判定(115―112×2、114―113)で退け、王座返り咲きに成功した。戦績はゴロフキンの40勝(35KO)1敗1分け、デレビヤンチェンコは13勝(10KO)2敗となった。

 今年6月にKO勝ちした再起戦以来の試合となったゴロフキンは開始直後こそ、動きは硬かったものの、初回が2分に差し掛かったところで連打を効かせ、先制ダウンを奪った。3回には左フックで相手の右まゆを切り裂いた。

 デレビヤンチェンコも持ちこたえ、打撃戦で対抗。相手の手数と圧力にゴロフキンは中盤以降、動きが鈍り、終盤にはクリンチで被弾を逃れる場面もあったが、前半の貯金で逃げ切り、1年1か月ぶりに王座返り咲きを果たした。試合後、ゴロフキンは「タフな男だった」とデレビヤンチェンコを称賛した。

 ゴロフキンは昨年9月にサウル・アルバレス(29)=メキシコ=に判定負けを喫して王座陥落。WBAスーパー、WBCフランチャイズ王座を保持するアルバレスと来春にも対戦する可能性が浮上しているが、この日の試合内容にSNS上で、ファンや関係者から対戦実現へ懐疑的な声も出始めている。