◆明治安田生命J1リーグ第28節 磐田0―2横浜M(5日・ヤマハ)

 J1最下位のジュビロ磐田はホームで横浜Mに0―2で敗れた。FW川又堅碁(29)が左太もも肉離れで離脱する中、MF藤川虎太朗(21)がプロ初先発。序盤は主導権を握るも、ネットは揺らせず。ホームでは6連敗で8戦勝ちなし。自動降格を免れる16位の鳥栖が勝ったため、残り6試合で勝ち点差は10に広がった。

 2点を追う7分間の後半ロスタイム。サイドから放り込み、磐田イレブンが必死に相手ゴールに迫った。だが、シュートまで持ち込めないまま、試合終了のホイッスル。MF今野は「FWルキアンと虎太朗のコンビは悪くなかった。でもチームとしてどう得点を取るのか、形がなかなか作れていない」と唇をかんだ。

 前節大分戦でリーグ8試合ぶり、フベロ体制でようやく1勝をつかんで臨んだ試合だった。負傷の川又を欠いたが、ルキアンにボールを集め、前半3分にプロ初先発の藤川が右足シュートを放つなど、序盤は主導権を握る。だが前半30分。左サイドを崩され、オウンゴールで失点。フベロ監督が「最初の失点は奇妙なものだった」と嘆く一撃だった。

 リーグ最多得点の横浜M攻撃陣を相手に、後半29分にはGK八田がファインセーブするなど、守備陣は奮闘した。だが同43分に「少し気を抜いたところ」(指揮官)で2失点目。藤田は「粘り強くやれなかった」と下を向いた。西日がスタジアムに差す中での、手痛い失点だった。

 終了後にも残酷な知らせが待っていた。首位のF東京と対戦していた鳥栖が、まさかの勝利。残留プレーオフ圏16位との勝ち点差は10に広がった。今野は「正直、苦しい。奇跡を信じてやるしかない」。残り6試合。次節(19日・ヤマハ)は鳥栖との直接対決。残留に希望をつなぐには勝つしかない。(山田 豊)