◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ第1戦 ソフトバンク3―5楽天(5日・福岡ヤフオクドーム)

 決勝弾の行方を見送った千賀はガックリとうなだれた。同点の7回2死。120球目の152キロ直球を、茂木に左中間テラスへと運ばれた。CS(プレーオフ含む)では、04年の斉藤和巳(ダイエー)に並ぶ1試合ワーストタイの4被弾。「失点が全てホームラン。防ぐことができたと思うし、自分の責任」と唇をかんだ。

 レギュラーシーズン中、リーグ2位タイの19発を浴びた悪癖が大一番で出た。初回は浅村に先制弾。2点をリードした3回にオコエの一発で1点差に詰め寄られ、5回は再び浅村に被弾して同点に追いつかれた。4発は全てソロだったが「3点取ってもらったのに、すんなりはき出した。それが全て」と、自らを責めた。

 名称が「CS」となった07年以降、パ・リーグの第1Sでは初戦を制したチームが12度のうち11度突破。過去の突破率8%と苦しい状況に追い込まれたが、工藤監督は「データはデータ。まだ終わった訳ではない」と、前を向いた。可能性がある限り力を振り絞る。(戸田 和彦)