急性白血病から復帰したサッカーJ2・アルビレックス新潟のDF早川史哉選手(25)が5日、3年半ぶりに公式戦への出場を果たした。試合のあったホーム・デンカビッグスワンスタジアムに「フミヤ」コールが響き、サポーターは歓喜に沸いた。

 早川選手の背番号「28」がついたシャツで見守った新潟県新発田市の会社員五十嵐康子さん(51)は、8年ほど前に乳がんを患い、スタンドでの応援を励みにしてきた。「涙が出た。ずっと待ちこがれていた」

 県内の会社員、五十嵐俊英さん(50)は、試合後に顔をほてらせ涙をぬぐった。「スタメンが発表されてから、もうずっと泣いている。勝利に貢献してくれて、特別な日になった」

 この日、スタンドには来られなかったが、早川選手の両親も取材に喜びを語った。父勝蔵さん(53)は「生活ができるだけでもありがたいのに、ピッチに立てるなんて思いもよらなかった。夢を実現してくれて、感動した。無失点で勝てたこともうれしい」。母暁子さん(52)は、「息子がこれだけ多くの人に支えられて、本当にうれしい」と話した。(飯塚大和)