「フィギュアスケート・近畿選手権」(5日、滋賀県立アイスアリーナ)

 女子ジュニアのフリーなどが行われ、ショートプログラム(SP)11位だった本田望結(15)=関大中=は89・43点でフリー5位、合計132・52点で総合6位と巻き返し、西日本ジュニア選手権(11月1日開幕、滋賀)への出場を決めた。同大会で3年連続の全日本ジュニア選手権(11月15日開幕、横浜)出場を目指す。優勝はフリー113・79点、合計176・82点の河辺愛菜(14)=関西大学KFSC。

 西日本選手権へは上位10人が進出。SP11位という厳しい状況から、望結が底力を発揮した。回転不足などはあったが、すべてのジャンプで着氷。ステップでは持ち前の表現力で観客を魅了した。

 SPでは体調不良による調整不足でジャンプミスがあった。この日も鼻声で万全ではない様子。「言い訳したくない」と詳細は口にしなかったが、「今の状況を含めて初めて自分によくやったと言いたい。点数のことを入れなければ、今年の中で一番いい演技ができた」と語った。

 自ら切り出したのは、意外な“勝因”だ。家族全員が阪神ファンの本田家。望結はこの日、午前の公式練習後に関大のリンクへ戻って再調整したが、その間に今大会に出場する兄の太一(関大)とLINEでCS・DeNA対阪神の試合状況についての連絡を取り合っていたという。「7点とられたところから逆転していて、よし望結もいけると思って、それが勇気になりました」と笑顔で振り返った。

 この日は太一も男子のSP2位と好発進。3年連続の全日本ジュニアを目指す望結は「西日本まで絶対にやってやるぞという気持ち。今は早く練習したい。改善するところだらけだけど、いい練習、本番で自信を持てる練習をしていきたい」と力強く誓った。