(5日、ラグビー・ワールドカップ)

 勝利の歌、ビクトリー・ロード――。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を戦う日本代表には「チームソング」と呼ばれる、試合後や合宿の締めにチーム全員で歌う歌が存在する。W杯でも勝利した後の控室で歌っている。

 映画「耳をすませば」で流れる「カントリー・ロード」を替え歌にした「ビクトリー・ロード」という歌で、今年2月の合宿で代表候補メンバーだったプロップ山本、三上らが協力して作詞した。主将のリーチが「チーム文化、チーム愛が深まるから」という理由で山本に依頼。山本はチームにいる外国人選手もなじめるようにと曲を選んだうえで、三上と相談しながら歌詞をつけた。

「ビクトリー・ロード

この道~

ずっと~ゆけば~

最後は~笑える日が~来るのさ~

ビクトリー・ロード」

 一緒に作詞した三上は「(リーチ)マイケルに一発でOKをもらった」。山本は「みんなの協力があってできたので感謝です。アイデアを出すまでには時間がかかったが、後は勢いでつくった」と出来栄えに満足していた。

 4年前のW杯でもフランカーのツイが中心となり、ボブ・マーリーの曲をベースにしたチームソングをつくっていた。ツイはチームソングの意義について「選手たちで考えて、コーチも含めて一緒に歌うことで結束力を高める」と語っている。

 5日のサモア戦に向けては、山本がツイッター上に「みんなで歌って一つになりましょう」と動画を投稿すると、サモア戦に先発するCTB中村も「勝ったあと選手とファンで歌えたら最高ですね」と反応。元日本代表主将の廣瀬俊朗さんらも、スタジアムで観客も一緒になって歌ってチームを勇気づけようとSNSで呼びかけている。(能田英二)