「大相撲秋巡業」(5日、七尾総合市民体育館)

 大相撲秋巡業が石川・七尾市で始まり、同市出身のご当地、幕内輝(高田川)が大歓声を浴びた。幕内申し合いでは名前がコールされるだけで、大拍手。計11番、7勝4敗とハッスル。髪結い実演を行い、サイン攻めにあった。

 「予想以上に声援が大きくてうれしい。頑張ろうと思う。僕は愚直に稽古するしかない。その姿を見せたい」と大いに力になった。

 先場所は6勝9敗と負け越しての地元巡業。「情けない姿を見せても地元は応援してくれる。大勝ちしていいところを見せたい」と地元への恩返しを誓った。

 七尾市で過ごした幼少期は「真面目でした。勉強はやっていない。元気な子供だった。暇なら釣りに行っていた」。針と糸だけもってタコを釣っては祖父に煮付けてもらうのが楽しみだった。「東京では食べられない。あれは食べたくなる」と故郷の思い出だ。

 相撲を始めたころ「負けるのが嫌いだった」少年は中学卒業後、角界入り。「横綱になる」夢を掲げた。

 「それはもちろんその夢はそのまま。足踏みしているので地力を付けて上がりたい。早く上位に戻って横綱、大関と当たり倒したい」と意気込んだ。