湘南は4日、曹貴裁監督(50)に選手・スタッフへのパワハラ行為があったとJリーグの調査で認定されたことを受け、平塚市内で記者会見した。クラブ幹部は、出席した同監督に対するクラブ独自の処分や進退を明言しなかった。

 Jリーグは同日、同監督に対して公式戦5試合の出場資格停止処分とけん責処分を科した。処分の対象は8月13日から同監督が指導を自粛している期間も含まれ、実質的には今月6日の次節・川崎戦(BMWス)から指揮できる形になっていた。

 真壁潔会長は、同監督に対するクラブ独自の処分や進退は「現時点で決めていない」とし、「曹監督のサッカーは選手・スタッフだけでなく、曹自体のパワーが生まれないようでは指揮を取れない。2日後の川崎戦にむけて、曹監督のパワーを作り出して戦うのは難しいと認識している」と話した。今回のJリーグの裁定を受けて、監督本人の気持ち、クラブの株主などの意見を踏まえて決める方針を示した。

 同監督は「自分のマネジメント力の低さ、先見性のなさ、指導者としての浅はかさを痛切に感じた」と反省。活動自粛した期間は「サッカーを集中して見ることはできなかった」といい、「自分の未来については、もし求められるものがあるならば、もし今の姿を真摯(しんし)に見せられる場所があるなら…とは思うけど、今日のこの時点で僕から『こうです』と言うのはできない」と明言しなかった。