サッカーJ1湘南の曺貴裁(チョウキジェ)監督(50)が、選手やチームスタッフに対してパワーハラスメントを繰り返していた疑いが持たれている問題で、Jリーグは4日、調査結果を発表し、スタッフと選手に対するパワハラ行為があったと認定した。曺貴裁監督に対し、譴責(けんせき)と公式試合5試合の出場資格停止の処分を科したと発表した。クラブに対しても、譴責と制裁金200万円の処分とした。曺貴裁監督は現在、活動を自粛しており、その期間の5試合をもって制裁を科したものとするという。

 Jリーグによると、今年7月、日本サッカー協会が設置している「暴力等根絶相談窓口」に匿名による通報があり、Jリーグが8月中旬から弁護士による湘南の選手やスタッフへの聞き取り調査を行っていた。

 この日、東京都内でJリーグの村井満チェアマンと、芝昭彦弁護士が記者会見し、調査結果を発表した。スタッフに対し、「明らかに業務の適正な範囲を超えて精神的又は身体的な苦痛を与えているためパワーハラスメントに該当し、不法行為及び暴行罪になり得る不適切な行為」があったと認定した。

 選手に対しても、「不必要かつ不相当で業務上適正な範囲を超えており、対象者や周囲に精神的な苦痛を与え得るものであると考えられる」とし、パワハラに該当する行為があったとした。