清水エスパルスのルーキーMF西沢健太(23)が、チームの攻撃をけん引している。9月29日の湘南ベルマーレ戦で2得点2アシスト。クラブJ1最多タイとなる6得点の大勝に大きく貢献した。同13日の名古屋戦でも1試合2得点をマークしており、2試合連続の複数得点。次節6日の浦和戦で、日本人選手では98年の中山雅史(磐田)03年の大久保嘉人(C大阪)に次いで3人目の3試合以上連続マルチゴールの期待も懸かる。

下部組織出身の筑波大卒の新人は6月15日の横浜戦でプロ初得点。2-2の後半ロスタイムに決勝点を決めた。続く同22日の名古屋戦でも後半ロスタイムに決勝点。土壇場での勝負強さを発揮し、最下位に沈んでいたチームを上昇気流に乗せた。

リーグ戦16試合に出場し7得点3アシスト。新人のJ1年間7得点以上は11人目で、清水では06年の藤本淳吾以来13年ぶり2人目。「新人王最有力候補」と言いたいところだが、Jリーグの新人王に当たるベストヤングプレーヤー賞は10年に規定が改定され、大卒選手は対象外となっている。西沢が得点した試合は5戦全勝。確かに、その勝負強さは新人の域を超えている。【石川秀和】