「京都大賞典・G2」(6日、京都)

 目下3連勝中の良血シルヴァンシャーが、満を持して重賞に初挑戦する。前走後は右トモに軽度の骨折が発覚。予定していた目黒記念を見送り、休養して秋に備えた。既に患部は完治し、調整は順調そのもの。母は02年に米年度代表馬にも輝いた名牝アゼリ。伸び盛りの4歳牡馬が、産駒初の重賞タイトルを目指す。

 期待の素質馬シルヴァンシャーが、ついに重賞の舞台まで駒を進めてきた。3連勝でオープン入りを決めたが、その後に右トモを骨折。幸い症状は軽かったものの、約半年間休養した。患部は完治し、兼武助手は「帰厩後は問題なく、順調に調整を進められています。ひと追いごとに良くなっていますし、先週の段階で486キロ(前走時480キロ)。今週で態勢は整うと思います」と歯切れがいい。

 舞台は京都芝2400メートル戦。3走前の500万下(現1勝クラス)を勝利した時と同じ設定で、同助手は「条件は全く問題ないと思います。そのモレイラが乗った3走前から馬が良くなりましたね。気持ちも変わって、体も良くなり、幼いイメージから大人の体つきになってきました」と、きっかけを与えてくれた“マジックマン”に感謝する。

 故障もあり、今回がまだキャリア9戦目の4歳馬。「まだ良くなりそうですよ」と伸びしろは十分だ。2走前に2着に退けたメールドグラースはその後に重賞を3連勝と、強い馬とも戦ってきている。休み明けでの重賞初挑戦がG2と楽ではないが、「雨が降るとどうかですが、末脚はしっかりとしてきました。現状でこのメンバーを相手に、どれだけやれるかですね」と期待は大きい。

 母は02年米年度代表馬の名牝アゼリ。兄姉がつかめなかった重賞タイトルを手にし、さらなる飛躍への足掛かりとするか。