「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(1日、エディオンアリーナ大阪)

 スーパー王者の京口紘人(25)=ワタナベ=が、プロ46戦目で世界初挑戦の同級1位、久田哲也(34)=ハラダ=を3-0で判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。序盤は久田の老かいな攻めに苦しんだものの、的確な左ジャブでペースを取り戻し、9回にはダウンを奪うなど完勝。「来年ビッグマッチに進みたい」と、WBC同級王者・拳四朗(27)=BMB=との統一戦を見据えた。

 しんどい大阪凱旋防衛だった。苦戦の末に34歳の久田を退けた京口。バッティングで左目上を青黒く腫らせた顔で、「自分の14年のボクシング人生の中で、一番タフなキャリアになりました」と振り返った。

 右のクロスを何度も合わせられるなど、序盤は久田の老かいな戦いにペースをつかめず。2回にはカウンターの右強打で大きく後退した。それでも、焦ることなく左ジャブを突き続け、9回には右アッパーからの右フックでダウンを奪うなど、最大7点差の判定で押し切った。

 「泥くさい執念のあるボクシングをすると言っていた通り。思っている以上にタフで、自分のいいところをつぶされた。勉強になりました」と久田をたたえ、「タフな相手に冷静に対処して、攻め焦らなかった」と収穫も口にした京口。井上孝志トレーナーも「よく研究されている。これから、ずっと研究されていくから、自分も勉強になりました」と苦笑した。

 この勝利で、大学時代からのライバルでもあるWBC同級王者の拳四朗との王座統一戦の期待も高まる。だが、京口はダメージの残る試合だったことから、「ちょっとお休みをいただいて」と、ジムの渡辺均会長に休養をお願い。「来年中には統一戦とかやりたいと言いたいですけど、今日は反省点多いんで、しっかり休んで。ファンが望む試合は統一戦やビッグマッチ。それがかなうように精進するだけです」と前を向いた。