2020年の東京五輪でサッカー会場となる宮城スタジアム(ひとめぼれスタジアム宮城、宮城県利府町)で1日、ピッチの芝の張り付け作業が始まった。山元町の沿岸被災地で「復興のシンボルに」と育てられた「復興芝生」を使う。2週間ほどで張り付けを終え、コンディションを整えて晴れ舞台を待つ。

 00年にオープンした宮スタで、19年ぶりの全面張り替えとなる。この日朝、山元町の圃(ほ)場から幅50センチ、長さ1メートルの長方形に切り取られた芝が運び込まれ、幅71メートル、長さ107メートルのフィールドに順次、敷設された。施工を統括する太田隆之さん(55)は「芝はこれ以上ないくらいの出来。あとは何度もローラーをかけ、細かいムラをなくして仕上げたい」と話した。

 県は今後、大型映像装置の取り換えやトイレの洋式化工事を進め、来年からは五輪組織委員会による仮設施設の工事が始まる。五輪では宮スタで7月22日~8月1日、男女10試合が予定されている。(石橋英昭)