大相撲の幕内北勝富士(27)=八角=が1日、都内の部屋で婚約を発表した。お相手は中山真美(まなみ)さん(31)=大阪府枚方市出身=で約1年前に東京に引っ越し、特許事務所に勤務している。来年1月に婚姻届を提出し、挙式披露宴は来年6月を予定する。

 秋場所前の9月4日、2人が大好きな劇団四季のミュージカル「ライオン・キング」を鑑賞後、意を決した。主人公シンバのセリフ「心配ないさー」とばかりに愛する人を安心させるプロポーズ。「付き合って4年、楽しいことうれしいことも、つらいこともあった。でも付いてきて僕を支えてくれた。一生守りたい」と伝えると「よろしく願いします」とOKされた。

 日体大では学生横綱に輝くなど個人タイトル13冠。卒業後、八角部屋に入門。出会いは初土俵を踏んだ15年3月の春場所だった。

 新序出世披露の際、会場に来ていた真美さんが写真をお願いされ、一緒に撮った。「きれいな人だな」とドキドキした。

 2度目は同年5月、夏場所前。東京の部屋で稽古後、隣の錦戸部屋の稽古見学を終え出て来た真美さんと再会。「運命と思った」と北勝富士から声をかけた。そこから連絡先を交換。「押し相撲なので」と押しの一手で交際にこぎつけた。

 「笑顔の素敵な方。負けて落ち込んでいる時もしっかり支えて、励ましてくれ、厳しい言葉でカツを入れてくれる。この人しかいない。自分の最高のパートナー。力士人生のあともともに過ごしたい」とぞっこん。「料理が得意でしっかりと胃袋をつかまれた」とデレデレ。好きな料理は「ビーフストロガノフ」を挙げた。

 真美さんの左手薬指に輝く婚約指輪は「(給料)3カ月分くらい」と約500万円相当と見られる。「未来を見据えても一番。頭もいい。自分に何かあってもサポートしてくれる」。食事面でも真美さんは食生活のアドバイザーの勉強をしており頼もしい。

 東前頭筆頭だった秋場所初日は真美さんの31歳の誕生日だった。横綱白鵬を破って金星を挙げる誕生日プレゼント。その後、連敗はあったが盛り返し、9勝6敗で勝ち越した。

 学生時代からライバルで同級生の関脇御嶽海(出羽海)は先に2度も優勝と先を越された。「愛の力を得た。優勝目指して頑張りたい」と、次世代ホープが最愛の人とともに、出世街道を歩む。