<F1:ロシアGP>◇フリー走行◇27日◇ソチ・オートドローム

F1第16戦ロシアGPのフリー走行が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録した。

パワーの多寡がラップタイムに与える影響が大きいサーキットであることからフェラーリ優位と見られていたが、フェルスタッペンは初日から好調な滑り出しを見せた。予選アタックだけでなく決勝レース想定のロングランでもフェラーリを上回る好ペースを刻んだ。

「僕らは自分たちのプログラム通りに走っただけだけど、マシンバランスは良いし(コーナーの多い)セクター3だけでなく直線の多いセクターでも競争力がありそうだし、とてもポジティブな結果だね。グリッド降格ペナルティは決まっているけど、予選では全力を尽すよ」

フェルスタッペンを始めホンダ勢は4台ともに新品のスペック4パワーユニットを投入してグリッド降格ペナルティが決まっている。しかしソチ冬季オリンピック(五輪)会場跡地を利用して作られたソチ・アウトドロームは追い抜きが容易であることで知られ、5グリッド降格は大きな不利にはならない見込み。地元ロシアのダニール・クビアトだけは4コンポーネントを交換して最後尾からのスタートが決まっている。

これは残りの6レースで旧スペックを使わずに最大限のパフォーマンスを発揮するための措置。相対的にペナルティの軽いロシアGPで消化することで次戦の日本GP以降を優位に戦う狙いがあるとホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは説明する。

「これ以降のシーズン後半戦に向けて、パワーユニットの戦闘力を確実に確保することを考えた上でパワーユニットのアロケーションを考慮して投入することになりました。予選・決勝に照準を合わせて金曜からきちんとパワーユニットのセットアップを進めるということを考えると、やはり極力3日間を同じスペックで走りたいですから」(米家峰起通信員)