25日、AFC U-16女子選手権の準決勝がタイで行われ、U-16女子日本代表がU-16女子中国代表と対戦。“リトルなでしこ”は攻守に危なげないサッカーを披露し、追いすがる中国を2対0で撃破。U-17W杯出場権を獲得するとともに、2大会ぶりの決勝進出を決めた。

勝利が必要な大一番。スタメンはGK野田にな。最終ラインは右から荻久保優里、石川璃音、林愛花、小山史乃観。ダブルボランチに天野紗と大山愛笑、右サイドに箕輪千慧、左に丹野凜々香。2トップに西尾葉音と根府桃子が入る、4-4-2でスタートした。

グループリーグを1位で通過したリトルなでしこ。勝ったチームがU-17女子W杯出場権を獲得する一戦は、立ち上がりから固い展開が続く。日本は持ち味のパスワークを活かして中国ゴールに迫り、中国はサイドの速い攻撃に活路を見出していく。

日本の決定機は前半27分、根府が右サイドの箕輪へパスを送り、ダイレクトで落としたボールを大山が右足でシュート。ビッグチャンスだったが、シュートはGKの正面を突いた。前半32分にも箕輪がペナルティエリアの外から狙いすましたシュートを打つが、これもGKがブロックした。

後半に入ると、日本はパスミスからリズムを崩し、中国に攻撃の糸口を与えてしまう。後半13分にはコーナーキックからあわや失点のピンチを迎えるが、人数をかけて守り、なんとか凌いだ。

流れを変えたい日本は後半23分、右サイドバックの荻久保に替えて、今大会4得点の浜野まいかを投入。左サイドバックの小山が右サイドバックに回り、左サイドハーフの丹野を左サイドバックに下げ、浜野が左サイドハーフに入った。

すると後半25分、日本が中国ゴールをこじ開ける。大山のロングパスに抜け出した西尾が、飛び出したGKの頭上を浮かすループシュートで無人のゴールに蹴り込み、待望の先制ゴールを奪った。

その後は途中出場の浜野が攻守に奮闘。後半36分に大山の縦パスに反応して右サイドを抜け出すと、ドリブルでゴールに突き進み、GKの動きをよく見てゴールに流し込んだ。リードを広げ、余裕ができた日本は最後まで集中を切らさず、中国の攻撃をシャットアウト。2対0で勝利を収めた。

試合後、狩野倫久監督は「タフなゲームになったが、粘り強くやれば点は入ると伝えていた。後半(点を)取ってくれたのは嬉しく思う」と振り返り、先制ゴールの西尾は「(先制の場面は)落ち着いて決めることができた。(U-17W杯出場権を獲得して)安心したところはあるけど、目標は優勝。決勝に向けていい準備をしたい」と気を引き締めた。

アジアチャンピオンをかけた決勝戦(朝鮮民主主義人民共和国戦)は、28日(土)21時55分より、CSテレ朝チャンネル2で生中継される。