<天皇杯:浦和レッズ0-2ホンダFC◇25日◇4回戦◇埼玉

ホンダFC(静岡県代表)が、前年度王者の浦和レッズ(J1)に完勝した。4部相当のJFLに所属するアマチュア最強チームが、J2徳島ヴォルティス、J1北海道コンサドーレ札幌に続くJクラブ3連破で、12大会ぶりの8強に駒を進めた。

大会の醍醐味(だいごみ)でもあるジャイアントキリングにも、試合後の会見で井幡博康監督(45)は派手には喜ばなかった。「普段、こんなに多くの報道陣の前で話すことがないので」と恐縮しながらも「力強く戦った結果。どんな相手であれ勝つ。普段からその気持ちでやっている」と胸を張った。

0-0の後半38分にMF富田が1点目、42分にFW原田が2点目を奪う完勝に「最後の15分でパワーを出せるのは日ごろの練習の成果かなと思います」。アマチュアチームがプロを倒し続ける快挙にも「自分から見た評価としては、まだまだ腰が引けている。大きな舞台、こういった場に慣れていない。相手をリスペクトしすぎている。日ごろ練習で見ている自分からしたら、まだまだ」と話し「アマチュアでも、規律ある、プレーの意図をしっかり理解できるクラブであれば、Jとの差は埋まると思っている」と力強く語った。

10月23日の準々決勝は鹿島アントラーズと対戦することが決まった。昨年は2回戦で戦い、1-6で完敗している。それでも井幡監督は「同じ相手に2回は負けたくない。下のカテゴリーが勝つには、ブロックを敷いて事故のような得点で勝つことが多いが、それで称賛されても面白くない。日ごろ、やっていることがどれだけ通用するのかをぶつけたい」と真っ向勝負を宣言した。