韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は24日、国連総会に出席するため訪問中のニューヨークで国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談した。韓国大統領府によると、2020年の東京五輪に、北朝鮮との南北合同チームで出場する計画を進める考えを伝えた。

 南北合同チームは18年2月の平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で五輪史上初めて実現。同年8月のジャカルタでのアジア大会や卓球、柔道、ハンドボール男子の世界選手権でも合同チームが誕生した。

 ただ、北朝鮮は2月のハノイでの米朝首脳会談が合意なしで終わって以降、韓国との交流をほぼ断絶しており、東京五輪で実現するかは不透明な状況だ。

 また、韓国では日韓関係の悪化もあり、一部国会議員らが東京五輪のボイコットを主張している。今回の文氏の意向表明は、東京五輪に予定通り出場することを強調した形になる。(ニューヨーク=武田肇)