先週日曜日は中山、阪神の2場で計3レースが行われ、中山ではキングカメハメハ産駒のアヌラーダプラが快勝。阪神では武豊騎乗のチュウワノキセキがデビュー戦を白星で飾った。

 中山5R(芝1600m)に出走したアヌラーダプラ(牝、美浦・萩原)が、単勝1・7倍の圧倒的な1番人気に応えてデビューV。道中は好位の外めをリズム良く追走し、勝負どころから抜群の手応えで外を回って進出。直線半ばで馬なりのまま先頭へ踊り出ると、1頭だけ次元の違う加速力を発揮して、最後までノーステッキのままゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは1分37秒8。1馬身半差の2着は3番人気のダイワミラクル、さらに1馬身1/4差の3着には4番人気のラキが入った。三浦は「スピードがあり過ぎるくらいで心配していたけど、厩舎の方がうまく育ててくれて、コントロールできた。リズム良く走るし、何と言っても体の使い方が素晴らしい」と大絶賛だった。(採点・★★★★★)

 阪神では5R(芝2000m)で武豊騎乗の5番人気チュウワノキセキ(牡、父キンシャサノキセキ、栗東・大久保)が、2分1秒9のタイムでメイクデビューを制した。道中は中団を追走。勝負どころから進出を開始すると、直線では名手の左ステッキに応えて加速。外から力強く伸びて差し切った。1馬身1/4差の2着は7番人気のビットクラッシャー。1番人気のアラジンバローズは2番手追走から直線で先頭に立ったが、2着馬から3/4馬身差の3着に敗れた。武豊は「調教通り、いい走りだった。この父の産駒でも距離は大丈夫」と好評価。大久保師は「初戦だから落ち着いていたが、もともとやんちゃな馬。距離についてはまだ何とも」と話した。(採点・★★★☆☆)

 3R(ダート1400m)では調教で見せた動きの良さを実戦でも発揮した2番人気のタマモツワモノ(牡、父ディープブリランテ、栗東・五十嵐)が、1分26秒5のタイムでデビュー勝ちを決めた。3番手追走から直線で堂々と抜け出し、追いすがる1番人気ヴェーラに2馬身差をつけてフィニッシュした。「ケイコで動いていたので期待していました。気性が素直でレースセンスがある。着差以上の競馬でした」と武豊は笑顔で振り返った。「当面はダートで」と五十嵐師。なでしこ賞(10月20日・京都、ダート1400m)に向かう予定だ。(採点・★★★☆☆)