「大相撲秋場所・12日目」(19日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段31枚目の朝阪神(19)=高砂=が若洸闘(千賀ノ浦)を突き落として2勝目(4敗)を挙げた。立ち合い、踏み込みよく押し込んで、相手の動きをよく見て、最後は豪快にたたきつけた。

 一番相撲から4連敗して負け越しはしたが、必死の2連勝。「相手が真っすぐ来るのは分かっていた。思い切っていった。この内容の相撲がもう少し早くできれば良かったけど。番付を少しでも落とさないように、あと一番。3勝4敗で最低限にしたい」と、残り一番も全力で勝つ。

 先場所、勝ち越して自己最高位に上がった。「そろそろ三段目を決めたい」としていたが勝ち切れなかった。「一気に持っていく相撲をしないといけない。詰めも甘い。立ち合いももっと強く」と課題を挙げた。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。昨年春場所、朝塩本から改名した。前日はメッセンジャーの引退会見を見て胸が熱くなった。「僕が小学生の頃からいる選手。さみしい。きょうはメッセかと思うと安心感があった。かっこよかった。(日本で)100勝してほしかった。何かの形で阪神には残ってほしい」と話した。

 また、開幕前から一押し選手に挙げてきた新人の近本光司外野手が新人最多の153安打で長嶋茂雄に並んだことも大喜び。ヤクルト・村上宗隆との新人王争いに「どっちですかね」と気をもんでいた。