「オールカマー・G2」(22日、中山)

 国際G1馬ウインブライトが迎える秋初戦。最終リハはいくらかセーブした内容だったが、今後を見据え、予定通りの仕上がりとなった。ここで連勝を伸ばし、大舞台へ弾みをつけたい。クレッシェンドラヴ、スティッフェリオも快活な動きを披露した。

 もう現時点で必要な段階までは仕上がっている。だから攻め過ぎない。18日にウインブライトが行った美浦Wでの併せ馬は、分かりやすく力をセーブする形だった。併走パートナーは3週続けてマイネルセリオン(3歳1勝クラス)。向正面で約4馬身追走の形から直線は内へ入った。鞍上の松岡が突き抜けないよう手綱を押さえつつも、地脚の違いで並び掛け、絶妙のさじ加減で併入した。

 「1週前にしっかりやっているので、今週は併走をしっかり。年末まで長いから、あまり仕上げ過ぎないように。それでも自分の思っているよりも仕上がっています」。鞍上は秋初戦に向けて明るく話す。畠山師も「休み明けだけど8割5分くらいには来ていると思います」と口をそろえた。

 誰よりこの馬の背を知る男・松岡のジャッジは正確、そして正直だ。この秋はこのオールカマーから天皇賞・秋、そして暮れの香港Cへ。3戦で再び世界に名をとどろかすプランを掲げている。「目標が先なので、段階を踏んでいきたい。結果よりも、リズム良く行って、勝って次に行きたい」。相棒が突き抜けた大器と信じるからこそ、前哨戦なりの仕上がりであることを真っすぐな言葉で表す。

 「去年より断然、馬のレベルも上がっているし、比べものにならない。春はまだ良くなってくる感じがあったが、風格が出てきてたくましくなった。レースにも課題がない。休み明け?払しょくしますよ」。いつもの笑顔で力こぶをつくってみせた。