20日開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯)に向けて、テロ犯罪などを防止するため、奈良県警と近鉄は17日、近鉄奈良駅と大和西大寺駅で合同パトロールを行った。警察官と駅職員約30人が駅構内で防犯設備を点検し、利用客へ注意を呼びかけた。

 試合会場の東大阪市花園ラグビー場(大阪府)の最寄り駅は近鉄奈良線東花園駅で、今回パトロールを実施した2駅は沿線の主要駅。近鉄奈良駅では県警警備3課の福井功課長と安田利貞駅長がトイレやコインロッカーなど、利用客が多く不審物が置かれやすいとされる場所を重点的に見てまわった。

 安田駅長は「コインロッカーの天井部分など目に見えない箇所の警戒は、普段の点検とは違う視点でした」と話す。

 改札では「テロの未然防止に、ご協力を」と書かれたチラシを配布。福井課長は「せっかくのW杯を楽しめるように、不審物を見かけたら触れたり嗅いだりせず、すぐに近くの駅員に声をかけてほしい」と呼びかけた。(竹中美貴)