(15日、マラソングランドチャンピオンシップ女子)

 サングラスを外すと、フィニッシュテープが視界に飛び込んできた。最後の角を曲がった直後。前田は「優勝なんだと、ほっとしました」。腕の振りがさらに大きくなった。

 23歳にして6度目のマラソン。経験を自信に、自らの走りに徹した。序盤はワコールの3選手が速いペースで引っ張ったが、気にしない。20キロすぎで、すうっと前に出るとそのまま独走態勢に。ペースを上げたつもりはなかったが、「いつのまにか後ろの選手がいなくなっていた。仕掛ける準備をしていたら一人になっていた」。