結婚、胎動。大きな力になるはずの出来事をへても、全盛期の泳ぎにはほど遠い。競泳のリオデジャネイロ五輪金メダリスト萩野公介(25)=ブリヂストン=が、不振から抜け出せずに苦しんでいる。

 14、15日と茨城県ひたちなか市で開かれた国体の競泳。萩野にとっては、シンガー・ソングライターのmiwaさん(29)との結婚、miwaさんの第1子妊娠が明らかになってから初めて臨むレースだった。「家族が支えになっている。これを糧にしたい」とスタート台に上がったものの、日本記録を持つ200メートル個人メドレーではベストタイムから4秒69遅い1分59秒76で2位。100メートル背泳ぎでは上位8人による決勝へ進めなかった。「ふがいない結果。素直に受け止めて、次へ進むしかない」

 極度の不振に陥り、今年3月から2カ月ほど休養した萩野。5月から練習を再開し、8月のワールドカップ東京大会で実戦復帰したものの、予選落ちが続くなど調子が上向かない。