(14日、フィギュア オータム・クラシック男子フリー)

 得点を確認する羽生結弦(ANA)の顔に笑みはなかった。フリー1位で優勝を飾ったが、決して満足できる内容ではなかった。

 紫色を基調とした新しい衣装を着て、リンクに立った。冒頭の4回転ループ、2本目の4回転サルコーは着氷が乱れながら、なんとか耐えた。「本当によく立ってくれた。(足に)『ありがとう』と思った」。ただ、この後の2本の4回転トーループを含む計3本のジャンプで回転不足の判定を受けた。スピンとステップは全て最高評価のレベル4を獲得したが、「いいジャンプが跳べてなんぼだと思うので。この構成ではクリーンに滑りたかった」と悔しさをにじませた。