<明治安田生命J1:G大阪1-0鳥栖>◇第26節◇14日◇パナスタ

ガンバ大阪がFW渡辺千真(33)の今季初ゴールで鳥栖に競り勝ち、7試合ぶりの勝ち点3を手にした。

0-0の後半39分、FWアデミウソン(25)の左クロスに渡辺が頭で合わせて決勝ゴールを奪った。今季13試合目で初得点。J1通算92点目となったベテランの活躍で前節14位から12位へ浮上。J1残留争いの中で値千金の1勝となった。神戸も松本を下し、9位に順位を上げた。

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喜びは派手なガッツポーズで表現した。G大阪FW渡辺は後半39分、ワンチャンスをものにした。左サイドのアデミウソンから絶妙クロスを、難しい角度ながら頭でたたき込んだ。

「アデがしっかり自分の動きを見ていいクロスを上げてくれた。無我夢中だったけど(ゴール)枠内にいってよかった。(ガッツポーズは)自然にああなりました」。横浜、東京、神戸で通算91得点をマークしていた実力派が、今季13試合目でようやく初ゴールを挙げた。チームを7月13日清水戦以来、7試合ぶりの勝利に導く大仕事に感情を爆発させた。

「危機感は常にある。チャンスもあった中で決められなかったし、(FWとして)0点は悔しい思いしかなかった」。先発出場は1試合だけ。試合終盤の限られた時間の途中出場は当然、難しさがある。その中で渡辺は「求められるもの」でもがいてきた。「結果を残せば(試合に)使われる。そういうポジション」。ようやくたたき出した1点だが「自分にとって非常に大事なゴール。勝ててすごくうれしい」と言った。

宮本監督は高く評価した。「(渡辺は)練習から調子がよく、どこかの試合でゴールが生まれそうな気配があった。いい働きをしてくれた」。昨季途中に神戸から移籍。主に先発起用だったが控えに回った今季、33歳という年齢の重みもだれよりも感じている。「試合に出るには練習からアピールするしかない。1個のゴールが遅かったが、今後につながる」。もがき苦しんだベテランが、勝ちきれなかったチームに白星を運んできた。【実藤健一】

◆渡辺千真(わたなべ・かずま)1986年(昭61)8月10日、長崎県生まれ。国見、早大、横浜、東京、神戸を経て18年夏にG大阪移籍。日本代表出場歴は10年1月のアジア杯最終予選イエメン戦で記録。推定年俸4000万円。182センチ、79キロ

▽G大阪MFスサエタ (新加入の元スペイン代表が後半38分からデビューし)短い時間だったが興奮した。勝ち点3がとれてよかった。