大野雄が無安打無得点試合  阪神戦でプロ野球史上81人目となるノーヒットノーランを達成し、大喜びする中日・大野雄大投手=14日、ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】



  

■大野雄大(中日)
○3−0 vs阪神(ナゴヤドーム)
投球成績/9回 被安打0 奪三振9 失点0

 中日の大野雄大が14日の阪神戦で9回を無安打無失点に抑え、史上81人目(通算92度目)のノーヒットノーランを達成した。

 前回登板でも9回途中を5安打2失点と好投して8勝目を挙げていた9年目左腕。この日も「前回の登板に続いて立ち上がりがよくて狙ったところに投げられた。でも前回より球は走っていなかったけど、コントロールよく、コースにきっちり投げられた」と序盤からコーナーを突いて阪神打線に付け入る隙を与えず、6回1死までパーフェクト投球。味方のエラーで完全試合はなくなったが、その後も1四球を許しただけで最終回へ。2者を抑えて“あと一人”の場面で、打席には2番・近本光司。「いい当たりやったんで、どうかなと思いましたけど、(高橋)周平がいいところにいてくれた」。結果はサードライナー。9回を126球、9奪三振での偉業達成となった。

 最後の打者を抑えた瞬間、マウンド上で飛び跳ねて喜びを爆発させた大野。「めちゃめちゃ喜んじゃいました」と照れ笑いも、「ちょっとやりすぎかもしれないけど、一生に一回達成できるかどうかだし、喜びを表現しちゃいました」とニンマリ。本拠地での達成に「満員のナゴヤドームのお客さんの前で達成できて、最高です。信じられない気分。本当に、絶対、打たれるやろなと思って、5回くらいから投げていた。最後の回は、ファンのみなさんの『大野コール』があったんで、狙おうと思ってがんばりました」とファンへの感謝を口にしながら試合を振り返った。

 ノーヒットノーランは、今月6日に達成した福岡ソフトバンクの千賀滉大に続く史上81人目(通算92度目)。球団では2013年6月28日に達成した山井大介以来6年ぶりで、ナゴヤドームでは2006年9月16日に達成した山本昌以来13年ぶり2人目。「いまでも信じられないけど、山本昌さんと名前が一緒に残るのはうれしい」と大野。これで今季9勝目を挙げて自身4年ぶりの2ケタ勝利も目前。苦しいスランプの時期を乗り越えて華麗な復活を遂げた左腕は、「次回登板へ向けてしっかりと1週間調整して、またこのような投球をできるように、しっかりやっていきます」と誇らしげに胸を張った。