<スケートボード:パーク世界選手権>◇13日(日本時間14日)◇ブラジル・サンパウロ◇男女準々決勝

平野歩夢(20=木下グループ)が20年東京オリンピック(五輪)出場圏内に突入した。予選5位通過の平野は国際大会自身最高の82・2をマーク。32人中11位になり、五輪ランク4位までのシードを含む20人で争う準決勝に進んだ。

スノーボードで五輪金メダル3個のショーン・ホワイト(33=米国)も16位で準決勝進出。笹岡建介(20)は23位で敗退した。女子は手塚まみ(27)開心那(11)小川希花(18)が準決勝に進んだ。

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平野が本格転向から半年で急成長をみせた。スノーボードで培ったエアの高さと空中感覚の良さは相変わらず。自らが「やらないと世界と戦えない」と話すボウルの縁を使ったコービングなどスノーボードにないトリックにも取り組み、世界レベルに近づいた。

今回は19年シーズンの五輪ランキングポイント付与大会最終戦。過去2大会とはケタ違いのポイントが入るだけに、五輪出場圏内の上位20人に残ったのは大きい。エース笹岡が左肩の負傷で敗退しただけに、日本人最上位も見えてきた。

スノーボード・ハーフパイプで頂点を争ってきたホワイトも、初めて五輪予選に出場。予選、準々決勝ともライバルの上を行き、準決勝でも争う。「結果がどうあれ、挑戦することに意味がある」と話す。五輪銀メダリストの肩書を捨てて新しい挑戦に取り組んだ平野の夢は、わずか半年で形になって見えてきた。