<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇男子ショートプラグラム(SP)

3月の世界選手権以来の実戦で今季初戦の羽生結弦(24=ANA)が、ショートプログラムで98・38点を記録して首位発進した。

昨季に続き曲は「秋によせて」。冒頭の4回転サルコーは転倒したが、続くトリプルアクセル(3回転半)と、4回転と3回転の連続トーループは完璧に着氷。演技終了後はリンクの上で顔をしかめて、悔しそうな表情を浮かべた。

演技後の主な一問一答は以下の通り

-冒頭のサルコーは

羽生 世界選手権の失敗をちょっと引きずっているかなと思う。気合も入ってたんですけど、考えないとなとは思います。

-考えすぎたか

羽生 まあ、考えすぎました。

-初戦の緊張か

羽生 その感じはなかったと思いますね。初戦だからという感じじゃなくて、単純になんか、調整不足とかでもなく、パリの散歩道のときも1回あったんですけど、トーループが跳べなくなって、なかなか決まらない時期が2戦くらい続いた時があった。その感じにちょっと似ているなと思っているんで。やっぱりうまく経験を使わないとなと思っています。

-公式練習の感じは悪くなかった

羽生 全体的に最近、悪くないですし、練習も積めてきているので、あまり不安はないんですけど、結果がこれなので、もっとやるべきことがあったのかなと思います。

-演技直前はどんなことを考えていた

羽生 割と冷静でした。トーループがいつもの軌道ではまらなかったので、ちょっと軌道を変えたりしたんですけど、それは実際うまくはまっていたと思いますし、サルコーに関してはその直前までずっといい感じで、形はよかったと思うので、それをイメージトレーニングしながらやってもいた。まあ、全体的に感触は悪くなかったと思っています。

-サルコーを跳んだ瞬間は

羽生 サルコー入る前にはだめでした。あっ違うなっと思って。まあ、しょうがないですね。ミスはミスなんで。

-残りの演技は

羽生 ミスしたことによって焦ってはいたんですけど、切り替えもうまくいってたと思います。特にアクセルに関しては、久しぶりにツイズルからアクセルを跳んでツイズルに戻すというものにまた変更して。GOEの点数がちゃんと見られてないので分からないですけど、自分としては満足のいくアクセルが初めて試合の中で、この入りで跳べた。そこがすごくよかったなと思っています。

-サルコーに入る前に世界選手権のことがよぎる感じなのか

羽生 よぎるっていうか、無駄に意識するんですよね。考えすぎるっていうか、何て言えばいいんですかね。感覚の問題なんで言葉にするのがすごく難しいんですけど、この時こういうミスをしたなって一瞬よぎっちゃう。考えちゃうんですかね。理論ですごい固めちゃうタイプなので。それがもっと感覚的に跳べてたジャンプだったからこそ、今回はちょっと理論に引っ張られすぎたかな。でも、トーループの場合は逆に今回は感覚がよくなくて、理論で固めたから理論でそのまま跳べるんだけど、サルコーの場合は感覚でいきすぎていて、理論に入っていっちゃった瞬間に固まっちゃったという感じですかね。

-明日のフリーはどんな演技を見せてくれるか

羽生 毎回、ノーミスは目指してるんですけど、いつもの初戦とは違って、自分の中で完成形が見えている状態で挑んでいる試合なので、やっぱりノーミスできないとすごい悔しいなという気持ちが強くあります。その完成形、練習で作ってきた完成形をこの本番の舞台でしっかりと出し切れるように、それ以上のものが出し切れるようにということを意識しながらフリーに臨みたいなと思います。