<ボクシング:ノンタイトル・ライト級10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が6回TKOで再起した。インドネシア同級王者ルーベン・マナカネ(26=インドネシア)と階級を上げて対戦。4回に連打でダウンを奪い、6回に3度ダウンを奪ってレフェリーストップ勝ちした。

初回にバッティングで右目周囲を腫らした。「目が開かなかった」と、その後は大振りのフックを再三もらった。4回にロープ際で連打を浴びせて最初のダウンを奪う。6回には3度のダウンで決着をつけた。

5月のV2戦に判定負けで王座を陥落した。幅を広げて世界再挑戦を狙うため、今回はライト級テストマッチも、思うような試合はできなかった。2005人と超満員の観客が詰めかけたが「試したいことがあったし、新しい自分を見せたかった」と悔しそう。それでも「KOできただけだが、移籍1勝して、泥臭くても再出発できた」と安堵(あんど)した。

最後は接近戦で倒したことに手応えもあったが「この顔じゃ説得力ないけど」と苦笑い。控室に2人の娘が駆けつけて「パパ、格好良かった」の声にまた笑顔だった。11月には長男が誕生予定。「息子にベルトを見せたい。また世界王者になって、ボクにしかできない伝説を作る」と宣言。「年末に大きなチャンスの可能性」を期待し、まずは復活ののろしをあげた。