東都大学野球秋季リーグ戦で13日、今秋から導入されたタイブレーク制による試合が初めて行われた。春季に完全優勝を果たした東洋大と、昨秋の覇者で明治神宮大会も制した立正大の3回戦。節目の試合を制した大学は、その対策をイメージして練習を重ねていた。

 試合は九回に立正大が2点差を追いつき、3―3で延長へ。明治神宮大会や全日本大学選手権のルールに合わせる形で延長十回からタイブレークが適用される。無死一、二塁の状況でまず、先攻の東洋大の攻撃が始まった。

 犠打で1死二、三塁としたあと、勝ち越しの2点三塁打を放った諏訪賢吉(ただよし、3年、浦和学院)は「チームでタイブレークの練習を積んできた。この状況で打席に立つイメージは描けていた」と胸を張る。

 相手バッテリーの配球を見定め、粘った末にきたスライダーを右中間へ。次打者の犠飛で自らも生還した。その裏、4番手の右腕・山下雅善(4年、東邦)が立正大に安打を許さず、6―3で勝って勝ち点を挙げた。

 社会人時代にタイブレークを何度も経験している東洋大の杉本泰彦監督の指揮のもと、チームは夏場から実戦練習を重ね、オープン戦は3戦3勝。杉本監督は「タイブレークは後攻が有利と言われるが、僕の経験では先攻のときの勝率のほうが高かった」とも話す。