「中日-阪神」(13日、ナゴヤドーム)

 阪神打線が1本の「線」となり、先発・西を援護した。

 0-0のまま迎えた三回だった。先頭の梅野が左前打で出塁すると、続く西が犠打に失敗。それでも2人のルーキーコンビが、中日に流れを渡さなかった。木浪がこの日マルチ安打を記録する左前打でつなぐと、近本が適時打で走者をかえした。先制点を奪うと、福留への初球には一気に二盗。二、三塁にし、ベテランへとバトンを渡した。

 これに応えたのが、ベテラン・福留のバットだった。カウント1-1からの3球目、141キロの直球をフルスイング。スタンド中段まで運ぶ完璧な一撃は、右翼席へ突き刺さった。「若い人(木浪、近本)がいい形でつないでくれたので、その勢いに乗って打つことができた」と振り返る、第9号3ラン。この回集中5安打で、4点を奪った。

 とどまることを知らないルーキーコンビで、試合の主導権を握る。木浪が今季90安打に到達。100安打まで残り10本となった。近本との新人2選手が100安打達成となれば、球団では2リーグ分立後初の快挙。また近本は“ミスター超え”まで残り6本となる、147安打&31盗塁をマークした。ここまで切磋琢磨(せっさたくま)してきた二人が、さらに勢いづける。