ヤクルト・畠山和洋内野手は13日、都内の球団事務所で館山昌平投手とともに引退会見を行った。

 19年間のプロ野球人生に終止符を打った畠山は晴れ晴れとした表情。畠山は「今年1年なかなか思うようなパフォーマンスができなくて、かなり苦しい時期を長く過ごした。辞めると決めてからはスッキリというか、本当に野球を楽しむことができている。本当に幸せな野球人生だった」と振り返った。

 15年には打点王を獲得してリーグ優勝に貢献。主力打者として活躍した時期も長かったが、練習嫌いの“問題児”と見られることもあった。「練習嫌いとして有名な部分はあった。まじめにやった自分を見てみたい。これが僕であって、こういう性格だからできたのもあるが、まじめだった自分に興味はあります」と笑った。一方で、「悔いはないです」ともうなずいた。

 プロ野球生活で、印象に残った場面については「(15年に)優勝した最後の試合、サヨナラで勝った試合はファンの方の応援、地鳴りのような応援が届いていた。あの中で野球できる幸せは大きかった」と即答。また、若手時代は厳しい強化練習にも励み、「2軍生活も考えると小川監督を含め、猿渡コーチとものすごいランニング、ものすごい練習をやったのが思い出」と振り返った。

 今後については指導者も希望。「説得力がないと思うので…」と自虐的に笑いながら、「僕は練習をたくさんすることが正解とは思った事がない。効率良く野球の試合に生きるようにやってきたつもり。その経験を伝えたい気持ちはあります」と語った。

 畠山は01年に岩手・専大北上からドラフト5位で入団。15年には105打点で打点王を獲得し、リーグ優勝に貢献した。通算1105試合の出場で打率・265、128本塁打、567打点だった。