◆西武2─3ソフトバンク(12日・メットライフドーム)

 西武の連覇への道は険しさを増した。最後まで追いすがったが、振り切られた。

 勝った方にマジックが点灯する大一番。千賀に8回1失点の好投を許し、終盤に抵抗したが、届かなかった。一夜で2位転落。辻監督は「千賀はスライダーが多くスタイルを変えてきた。もう一歩だったな」とつぶやいた。

 奇跡的な粘りは実らなかった。十亀は3回までに7安打を浴びながら耐え、7回無失点。終盤勝負に持ち込んだが、頼みの鉄腕が崩れた。両軍無得点の8回、平井がグラシアルに先制ソロを許すなど2失点。登板74試合目の右腕は「言うことないです」と唇をかんだ。

 ソフトバンクとの最終戦に敗れ、宿敵にマジックが点灯した。指揮官は「チャンスはまだある」と前を向き、主将の秋山は「チームは切り替えるメンタルを持っている」と次戦へ目を向けた。残り12試合。ひたすら白星を重ねることで、逆転優勝の可能性を高めていくしかない。(宮脇 央介)