「阪神2-12ヤクルト」(12日、甲子園球場)

 バレンティンの豪快弾が、敵地での大勝をもたらした。初回に1点を先制してなお1死二塁。甘い変化球を捉える32号2ランを中堅右に放り込み「とても気持ちいいホームラン」と頬を緩めた。

 シーズン30発以上は8度。ローズ(元近鉄)らも成し遂げられなかった助っ人初の快挙と聞いた際は「レジェンド、バレンティ~ン♪」と、ご機嫌で歌を口ずさんだ。もちろん、まだ目標はある。「あと何本?通算300号は特別な数字だからね」。13本に迫った助っ人4人目の大台が、新たなモチベーションとなっている。

 四回は先頭で二塁打。一挙5得点の口火を切り、広岡、塩見ら若手の適時打を誘発した。「チームがいい流れになったのがうれしい」。来季への希望を生むためにも、バレ砲はバットを振る。