<阪神10-3ヤクルト>◇11日◇甲子園

阪神近本光司外野手(24)が578打席目でプロ初の併殺打を記録した。

初回、1番木浪が先発小川から中前打で出塁。無死一塁で2番近本は送りバントの構えを見せず、カウント2-2からの6球目。外角低めに落ちるフォークを引っ張ったが、鋭い当たりは二塁ベース寄りに守っていた二塁手太田の正面に飛んだ。二-遊-一とスムーズに渡り、近本の快足をもってしても併殺打を防ぐことはできなかった。「(無併殺が)続いていたというよりも、ああいうところで併殺打を打ってしまったのが残念だなと思います」と得点に絡めなかったことを悔やんだ。

試合前まで577打席で1度も併殺打はなし。129試合目の第1打席、シーズン残りはこの試合を含めて14試合というところで、記録が止まった。2リーグ分立の50年以降、規定打席に到達した新人でシーズン併殺打なしは98年の阪神坪井だけ。虎の先輩に続く2人目の記録達成がかかっていた。悔しい記録ストップとなったが、8回2死二塁では、今季143安打目の中前適時打を放ち、二塁走者の鳥谷を生還させた。【奥田隼人】