「阪神-ヤクルト」(11日、甲子園球場)

 打った瞬間、それと分かる豪快な一発だった。

 2-1で迎えた五回。1死二塁から、福留の左中間への適時打で3点目が阪神に入った直後、4番・マルテが打席に入る。

 ヤクルト先発の小川が投じた4球目141キロの強振した当たりは、左翼スタンドへ一直線。8月20日のDeNA戦(京セラ)以来、甲子園では7月23日のDeNA戦以来、1カ月半ぶりとなる一発は、大山と並ぶチーム最多の12号となった。「前の2打席でタイミングが合わなかったけど、修正してしっかりコンタクトすることができたよ。いい追加点が取れたね」とマルテは満足げに話した。

 さらに2死からは高山が右中間スタンドへの4号ソロを放ち、6点目。リードを5点に広げる一発に「いい流れで回ってきた打席。その流れに乗って打つことができました」と高山はコメントした。

 この2本のアーチで今季のチーム本塁打は86本に。昨季の84本を130試合目で一気に抜いた。

 この日の試合は雨天の影響で1時間7分遅れの午後7時7分に開始した。前夜の敗戦で自力でのCS進出が消滅した阪神。引き続き負けられない戦いが続く中で、優勢に試合を進めている。