セ・パ両リーグは11日、8月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、西武の森友哉捕手(24)が、プロ6年目で初めて受賞。「プロ野球人生で一度は取りたいと思っていた。うれしいです」と笑顔を見せた。

 昨季まで正捕手だった炭谷が巨人にFA移籍。正捕手として今季はここまで129試合中、115試合でマスクをかぶった。「銀さん(炭谷)が抜けて、(2番手捕手の)岡田さんがケガで抜けて、さらに頑張らないと、という意識が出た。その気持ちが打撃でもいい方向に向いたのかな」と正捕手としての自覚と責任を口にした。

 8月度は全27試合に出場し、打率3割7分7厘、10本塁打、30打点をマーク。ともにリーグトップに立った。11日の試合前時点で打率3割3分9厘と、首位。このまま逃げ切れば、捕手の首位打者は巨人の阿部以来、史上4人目の快挙となる。現在、オリックスの吉田正が打率3割3分3厘で2位に迫り、緊迫した首位打者争いが繰り広げられる。森は「毎試合後、ビクビクしながら、吉田さんの成績を見て落ち込んでいる。追われるのは好きじゃない。取られてしまいそうです…」と弱音を吐いたが、諦めてはいない。

 残り14試合。11日からは首位・ソフトバンクとの天王山が幕を開ける。「今季は主力が抜けて、不安があったが、いい形で来ている。リーグ2連覇を考えてやっていきたい」。170センチ、80キロ。小柄な強打者が自身のため、チームのために量産態勢に入る。