逆転優勝へ、西武の山川穂高内野手(27)が10日、一発封印で“タカ撃退”を誓った。11日からは0・5ゲーム差の首位・ソフトバンクとの頂上決戦(メットライフ)。どちらにも優勝マジックが点灯する可能性のある2試合だけに、山川は一発よりつなぎを重視して先導する考えのようだ。一方のソフトバンクは2枚看板を投入。西武キラーの高橋礼、前回登板でノーヒットノーランを達成した千賀で逃げ切りに入る。

 勝負手でマジック点灯、2年ぶりのVへ加速する。チームトップの12勝の千賀、同2位の11勝の高橋礼を西武との同一カードに投入するのは4月以来、今季3度目。過去2カードは、ともに勝ち越し(5勝1敗)に成功した。「今シーズンここまで頑張ってもらって、なおかつ、こういうところで投げる。攻める気持ちを忘れず投げてほしい」と工藤監督も期待した。

 先陣を切るのは、獅子キラーのサブマリン右腕だ。高橋礼は対西武で4勝(1敗)をマークし、防御率2・70。シーズン5勝目なら、12年の摂津以来だ。「データは入っているが、今まで自分がやってきたことを信じるしかない。フォアボールで崩れないようにしたい」ときっぱり。「(相手の)声援は大きいが、嫌いじゃない」とニヤリ。打線もファンも、沈黙させるつもりだ。

 6日のロッテ戦(ヤフオクD)で、育成初のノーヒットノーランを達成した千賀は中5日で登板。昨年は7月以降の勝負どころで、メットライフ3連敗。前回8月30日も、7回4失点で黒星を喫した。エースの真価を問われる一戦。「楽しみですね」と力を込めた。「プレッシャーを楽しんでもらいたい」と指揮官。首位の座は絶対に譲らない。(戸田 和彦)