◆広島3―0中日(10日・マツダスタジアム)

 小園がカープの歴史を塗り替えた。1―0の7回1死二塁。梅津のフォークを振り抜き、右翼ポール際に4号2ラン。本拠地初のお立ち台に登壇すると「梅津さんはフレッシュ球宴で一緒にプレーして、いい投手と分かっていた。絶対打ってやろうと思ってました」。4本塁打は広島の高卒新人として1950年の紺田周三の3本を超える最多記録。7日の阪神戦に続く高卒新人の2試合連発も、昨年の日本ハム・清宮以来のプロ野球14人目、チーム初の出来事だった。

 9月の月間成績は、打率3割3分3厘(15打数5安打)、2本塁打、3打点と調子は右肩上がり。トレーナー陣が声をそろえるのは「体の強さ」。兵庫・宝塚市で治療院を営む父・考志さんのケアを受け続けたおかげか、大きなけが、特に肩肘の故障と無縁だ。

 チームは中日戦にホーム9戦9勝。2位・DeNAにゲーム差なしと接近した。近未来の球界を背負って立つ逸材が、シーズン大詰めで著しい成長を見せている。(田中 昌宏)