宮崎市の木崎浜海岸でのサーフィン世界選手権「ワールドサーフィンゲームス」は10日、男子の競技が始まった。世界王者を11回獲得するなどサーフィン界で「レジェンド」「帝王」などと呼ばれる米国のケリー・スレーター選手が出場。47歳のベテランとは思えないパワーや円熟の技を織り交ぜた演技を披露、多くの観客を魅了した。

 スレーター選手は、波に乗りながらサーフボードを1回転させる技や、スムーズに波を乗りこなしていく姿を披露し、初戦を突破した。試合後、記者団に「波がいい形だったのでうまく乗れた。今大会で優勝したいと思っている」などと語った。

 サーフィン団体の関係者らによると、同選手は1990年代に木崎浜での世界大会にも出場した経験がある。

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 スレーター選手の試合内容について、日本サーフィン連盟のA級ジャッジでサーフスクールを主宰する宮崎市の長野徹さん(47)に感想を聞いた。

 スレーター選手は、難易度の高い技を繰り出すという現在のサーフィンの先駆け。今日の試合では、演技の後半になっても、小技ではなくボードを大きく動かす技にトライするなど、昔からの「攻めの姿勢」は変わっていなかった。サーフィンで大事なのは演技に最適な波を選ぶこと。それを見極める力は相変わらず健在で、演技をうまくまとめていた。20代、30代の選手にスピードもパワーも劣らず、40代後半の選手として驚異的だと思う。(宮崎太介、室田賢)