<秋季高校野球北海道大会札幌地区予選:札幌第一10-2北海>◇Bブロック1回戦◇10日◇札幌円山

2年連続のセンバツを狙う札幌第一が、韓国でのU18W杯に出場した高校日本代表のコーチを務めた平川敦監督(48)率いる北海を7回コールドで下し、初戦を突破した。新主将兼エースで4番の山田翔太(2年)が5回2/3、2失点(自責1)。1点リードの3回1死一、三塁で適時左前打を放つなど4打数2安打1打点と、投打でチームをけん引した。主将初陣を飾った山田は「難しい相手との初戦を勝てて、まずは良かった。1つ1つしっかり戦っていきたい」と話した。

春夏の雪辱を目指す。5-24と屈辱の大敗を喫した今春センバツ初戦の山梨学院(山梨)戦で、山田は先発し2/3回6安打7失点と打ち込まれ、1回持たず降板した。夏の南北海道大会準々決勝の駒大苫小牧戦では、4打数無安打3三振。チームも2-6で敗れており「何とか、もう一度甲子園に戻って、借りを返しに行きたい」と前を向いた。

山田だけではない。6回途中から継投した2番手の右横手投げ近藤吏矩(2年)は、5点リードの6回1死一、三塁で右越えに自身公式戦1号となる3ランを放ち、投げては1回1/31安打無失点で、コールド勝ちにつなげた。山梨学院戦は3番手で登板し2回2/34安打4失点。夏の駒大苫小牧戦は登板なく敗退した。「少しでもレベルを上げて、あの舞台に戻りたい」。同じく山梨学院戦に6番二塁で先発し、2打数無安打に終わっていた高木和真左翼手(2年)は、5回先頭で中越えソロを放つなど、3安打3打点と気を吐いた。

高木は「悔しい思いをしていた自分たちが中心になり甲子園へと引っ張っていきたい」。今春は札幌大谷の明治神宮大会優勝で、北海道の枠が増えつかんだ甲子園切符。苦い経験を糧に、今秋3年ぶり道王座に立ち、今度は自力で聖地を引き寄せる。【永野高輔】