1972年(昭47)札幌オリンピック(五輪)のノルディックスキー・ジャンプ70メートル級の銀メダリスト、金野昭次氏が亡くなっていたことが9日に分かった。昨年3月に小咽頭がんを手術し、その後は闘病生活を続けていたが、5日に札幌市内の病院で死去した。75歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は妻節子(せつこ)さん。

札幌市生まれで、北海高、日大を経て北海道拓殖銀行で活躍した。札幌五輪では、金メダルの笠谷幸生氏(76)、08年に亡くなった銅メダルの青地清二氏(08年に死去)と表彰台を独占。当時27歳で「日の丸飛行隊」で最年少だった。五輪に2度、世界選手権に1度出場した。

引退後は裏方として大会運営などをサポート。98年長野五輪では、聖火ランナーを務め、開会式で五輪旗を持って入場した。14年に札幌市が26年五輪招致を表明した際は(その後30年大会に変更)、とても喜んでいたという。札幌スキー連盟によると、昨年2月までジャンプ大会で役員を務めていた。