◆秋季高校野球石川大会 ▽2回戦 星稜10―0飯田=8回コールド=(8日、石川県立)

 石川大会は6試合が行われた。夏の甲子園準優勝の星稜が新チーム初の公式戦に臨み、飯田を10―0の8回コールドで下して5季連続甲子園出場へ好発進。夏4強の津幡、鵬学園、小松大谷も3回戦進出を決めた。

 新生・星稜が、破壊力満点の打線で再び全国制覇に挑む。奥川恭伸、山瀬慎之助(ともに3年)の高校最強バッテリーら甲子園準優勝メンバーは、スタメン7人が入れ替わった。それでも、8本の長打を含む16安打10得点。林和成監督(44)は「奥川という大・大黒柱が抜けたが、打線で引っ張っていくチームにしたい」と話した。

 新戦力が躍動した。公式戦初出場の花牟礼(はなむれ)優右翼手(2年)は、2回に先制の左中間二塁打、8回にダメ押しの右中間2点三塁打を放つなど3安打3打点。2番・出村夢太遊撃手が2本の二塁打で3打点。6番・中田達也左翼手も3安打1打点。公式戦初登板の左腕・野口練(いずれも1年)が、6回3安打無失点の快投。指揮官は「1年がしっかり働いてくれれば、2年も危機感を持ってやってくれる」と新戦力による底上げに期待した。

 頼れる主砲も健在だ。1年秋から4番に座る新主将の内山壮真捕手(2年)は3安打を放ち「打てるチームを目指しているので、そこに向けて全員で頑張りたい」。デビューした1年春初戦以来の県大会連続安打を「26試合」まで伸ばした。捕手での出場は昨秋の神宮大会準決勝以来2度目。練習を本格的に始めてまだ2週間だが、指揮官に「キャッチングは山瀬よりうまい」と評価され「自信があります」とはにかんだ。

 来春のセンバツで、石川県勢としては81年春~83年春の星稜以来2度目となる5季連続甲子園出場を目指す。「最後に(甲子園で)優勝するためには、1日1日の積み重ねが大事」と内山。夏はあと一歩届かなかった頂点を、しっかりと見据えた。(勝田 成紀)