◆日本ハム2―0オリックス(8日・札幌ドーム)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が攻守で札幌ドームの主役となった。2回の守備機会でマウンド付近の飛球を追った際つまづいて転倒。大爆笑を巻き起こしたが、8回に2試合ぶりとなる自己最多タイの7号ソロを放ち“清宮劇場”を演出した。チームは7月23~27日の4連勝以来、約1か月半ぶりの3連勝。逆転のCSへ3位ロッテとのゲーム差を3に縮めた。

 清宮“笑劇場”をアーチで締めた。右太ももが土で茶色く汚れたユニホームで打席に立った8回先頭。初球、148キロの直球を右翼席へ運んだ。「練習からファウルにならないように捉えることを意識している」。一撃必殺の極意が7号ソロにつながった。2回の珍プレーに話が及ぶと苦笑い。「めちゃめちゃ恥ずかしかったです」と顔を赤らめた。

 2回、投手と三塁の中間付近に上がった飛球を「俺だろうと思って」一塁から猛チャージ。三塁・浅間が、手を広げる傍ら、マウンドにつまづきひっくり返った。浅間が捕球し無事3アウトとなったが、球場は爆笑のうずに。ばつの悪い含み笑いでベンチに帰還すると「足動いてるな!」と大笑いする仲間に迎えられた。

 ヒーローインタビューでは先発・金子から「僕の近くでなかなか良いコケ方をしてくれたので。何かやってくれると思っていた」と映像付きでいじられた。口元を隠して笑いをこらえた栗山監督ですら、試合後には「笑っちゃいけないとは思っているけど、あの転び方はないだろう」と、思い出すほど、記憶に残るプレーとなった。

 にくめない振る舞いも、清宮らしさ。「そんな盛り上げ方したつもりはないんですけど…」。顔を赤くした20歳。最後は本領発揮の本塁打で球場を笑顔にした。(秦 雄太郎)