「ヤクルト(中止)巨人」(8日、神宮球場)

 ヤクルトの小川淳司監督(62)が8日、今季限りで辞任する意向を明らかにした。今季が2年契約の最終年。昨季は2位に導いたが、今季はここまで借金24の最下位に低迷し、7日にCS進出の可能性が消滅していた。また、宮本慎也ヘッドコーチ(48)も成績不振の責任を取り、今季限りで退団することを表明した。後任は高津臣吾2軍監督(50)を軸に、人選を進めていくとみられる。

 ヤクルトに激震が走った。指揮官とヘッドコーチが同時に職を辞することになった。小川監督は「この成績。それ以外にない」と決断の理由を説明した。

 4年ぶりの監督復帰となった昨季は、前年の96敗から2位へのV字回復に導いた。しかし、今季は相次ぐ主力の故障に苦しみ、防御率4・68と投手陣も崩壊。16連敗を喫するなど、5位・中日に9・5ゲーム差の最下位に沈んでいる。「チームを束ねていくオレの力不足」とし、球団に辞意を伝えた。

 宮本ヘッドコーチは、9月に入って退団の意思を球団に伝え、受諾された。小川監督に請われて就任し、昨季から参謀を務めたが「結果がすべて。ヘッドコーチという立場は、監督と一心同体。責任は監督だけじゃない」と明かし、身を引くことを決めた。

 巨人戦の中止決定後、報道陣に対応した衣笠剛社長(70)は、根岸孝成オーナー(70)に最終確認した上で、小川監督の辞任を了承する見通し。今後は「何かしらお手伝いしていただくことも含めて、話し合いをさせてもらえたら」と、フロント入りを要請する考えを示した。

 後任監督人事については「ノーコメントで。全日程が終了してから口にできること」と話すにとどめたが、求める資質については「それは良好なチーム運営」としており、チームの現状を熟知し、指導実績のある人材の起用が確実。高津2軍監督を最有力候補に、人選を進めていくとみられる。