◆ブルワーズ3―2カブス(7日・ミルウォーキー、ミラー・パーク)

 カブスのダルビッシュ有投手(33)は7日(日本時間8日)、敵地でのブルワーズ戦に先発。5回を3安打無失点、7奪三振、1四球に抑えて勝利投手の権利を持って降板したが、チームはサヨナラ負けを喫して6勝目はならなかった。防御率は4・12となった。

 右前腕部の張りのために1日の先発を回避していたダルビッシュ。中10日で臨んだ一戦に「試合前は気持ちが張っていて、いつもより落ち着いていない感じがあった」と話したが、緩急自在の投球でブルワーズ打線を手玉に取り「何とか(試合を)まとめられた」と安どの表情を浮かべた。

 1回は安打と四球で1死一、二塁としたが、後続を空振り三振と左飛に切って取りピンチを脱出。2回は圧巻の3者連続三振を奪うと、敵地に詰めかけたカブスファンからは大音量の“ユウコール”がこだました。

 3回以降も安定した制球で危なげない投球を披露。縦に鋭く落ちるカーブと打者の手元で変化するカットボールを軸に、計7個の三振を奪い「今は球種が多いだけじゃなくて、全部いつでもストライクを取れる。途中で遅いカーブを入れたのも良かった」。相手打者を幻惑した投球に自信を深めていた。

 右前腕の状態も考慮されて72球で降板となったが、「今日はあんまり前腕の張りも感じずに投げられた。まさかあそこで交代するとは考えてなかったのびっくりした」と話して不安を一掃。佳境を迎えるプレーオフ争いに向け、さらなる活躍が期待される右腕は「(前腕は)明日になってどうかはわからないが、今日帰ってできることをやろうと思っている」。万全の状態で次回登板を迎えるべく、気持ちを切り替えていた。

(穐村 賢通信員)